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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、クルーズ船を積極的に受け入れてきた横浜港でも取りやめが相次いでいます。




横浜港では、去年秋に新しいターミナルの運用が始まるなどクルーズ船の受け入れ拡大が進んでいて、ことしは当初、年間でおよそ260回の寄港を予定していました。

横浜市によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月から来月にかけて5隻のクルーズ船で、合わせて11回の寄港が取りやめになったということです。

ほかにも寄港を取りやめるクルーズ船は出ていて、横浜市が状況の洗い出しを進めていますが、ことし5月の大型連休中に計画されていたクルーズ船の6隻同時着岸も、1席が寄港を中止したため実現できなくなったということです。

横浜市は横浜港を「東アジアのクルーズ船発着拠点」と位置づけ積極的に寄港を受け入れていて、去年1年間発着したクルーズ船の数は国内の港でもっとも多く、アジアでも4番目だったということです。

横浜市は「世界的に感染が広がる中で寄港地の変更ではなくツアー自体を取りやめる運行会社も増えている。市の観光にとっても影響が大きく、状況を見ながら寄港を再開してもらえるよう働きかけをしていきたい」としています。

2020年2月27日 15時35分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200227/k10012304261000.html