ギリアド時価総額、1000億ドルに接近−値下がり警告する声も
Bloomberg Cristin Flanagan 2020年2月28日 9:28 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-28/Q6DPGQT0AFBA01

・ウイルス薬への期待感から1カ月で時価総額は約160億ドル増加
・レムデシビルの「商業的機会はほとんど不明」とスコーニー氏

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Maria Kovalenko, a scientist at Gilead Sciences Inc., analyzes patient antibody levels at the Gilead Sciences Inc.
laboratory in Foster City, California, U.S.. Photographer: David Paul Morris

米ギリアド・サイエンシズの時価総額は、新型コロナウイルスへの効果が期待される同社治験薬を材料に
1000億ドル(約11兆円)の大台に近づいている。
26日夜に発表した最新情報を手掛かりに株価は27日も一時大幅高となった。
ただウォール街のアナリストらはこうした状況が続かないだろうと警鐘を鳴らしている。

  急速に感染が広がる新型ウイルスの治療薬としてレムデシビルが有望視されていることを背景に、
ギリアド株のこの1カ月の上げ率は20%を超え、時価総額は約160億ドル膨らんだ。
26日にはレムデシビルの2つの第3相試験を開始すると発表した。

米国内で感染源不明の新型ウイルス症例、CDCが初めて確認
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-27/Q6C5MGT1UM0W01

  ロバート・W・ベアードのアナリスト、ブライアン・スコーニー氏は、ギリアドの
「株価が上昇すればするほど、事態の収拾の兆しが出た時に売られる可能性は高くなることを
 用心しなければならない」と指摘。
「われわれはレムデシビルの有効性が証明されることを期待し、
 うまくいくかもしれないと考えているが、商業的機会はほとんど不明だ」とした。
同氏の投資判断は「中立」。

  マキシムのアナリスト、ジェーソン・マッカーシー氏は
2014−15年にも一部の医薬品メーカーがエボラ出血熱を材料にもてはやされ、
同様の動きをみせたことを指摘した。

  ギリアドの株価は27日に一時5.6%高の78.88ドルと、
2018年10月に付けた高値に接近した。その後は下げに転じて2.7%安で引けた。

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Gilead set for another gain on virus trial plans

原題:
Gilead’s $16 Billion Virus-Fueled Jump Draws Warning of Fall (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-28/Q6DPGQT0AFBA01


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