抵抗できない男性患者に暴行を加えたとして、兵庫県警捜査1課と神戸西署は4日、準強制わいせつや監禁などの疑いで、神戸市西区神出町の「神出病院」に勤める看護師ら26〜41歳の男6人を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、2018年10月31日未明、同病院の病室で、入院していた当時62歳と59歳の男性患者2人に対し、手で押さえて抵抗できない状態にした上、キスをさせるなどわいせつな行為をした疑い。

 さらに19年9月にも、男性患者=当時(63)=を床に寝かせた上、落下防止用の柵が付いたベッドを逆さに覆いかぶせ監禁したほか、別の男性患者=当時(79)=を裸にし、椅子に座らせ顔に放水した疑い。

 同課によると、6人のうち、同病院の元看護助手で現在無職の男(27)=別の強制わいせつ罪で起訴=は全ての容疑に関与しているといい、調べに「患者のリアクションが面白かった」などと話しているという。

2020/3/4 11:24
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202003/0013165127.shtml