政府は4日、就職氷河期世代を支援するため、中央省庁の統一試験を実施し、2020〜22年度に毎年度150人以上を国家公務員として採用する方針を固めた。

 3年間で450人を上回る規模となる計算だ。20年度は秋ごろに試験を行う方向で調整している。

 氷河期世代を対象とした国家公務員の中途採用をめぐっては、内閣府と厚生労働省が先行して実施。募集人数は内閣府が若干名、厚労省が10人と少人数にとどまったものの、計約2600人から応募があった。

 統一試験は人事院が実施する見通し。全国の会場で筆記試験を行い、通過した受験者が各府省の面接に進む流れだ。氷河期世代は30代半ば〜40代半ばが中心だが、受験できる年齢は35〜54歳と幅広く設定する方向。 

3/5(木) 7:06配信
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