なぜイランで感染が急拡大したのか。もともと中国との関係が深く、中国人の観光客やビジネスマンが多かったのも理由だが、宗教的な事情も大きい。今回、感染者が大量に発生したのは中部のコム市。ここはイスラム教シーア派の聖地で、多くの巡礼者が訪れる。巡礼者はモスクの柱や壁に唇をつけて祈りを捧げる。これが飛沫感染を招いたとみられているのだ。

 政府は人が集まる金曜礼拝を中止するよう指示したが、宗教指導者から「新型コロナの感染症は悪霊に違いない。撃退するにはみんなで祈るのが最善の方法だ」と反発の声が上がった。

 そのため参加者が減るどころか、通常より多くの信者がモスクに殺到。信仰心のあつさを証明するため、モスクのあちこちに抱きつき、唇を接する行為を繰り返している。その様子をテレビが「こうして舐めることで他の巡礼者が安心してモスクに来られるようにしている」と報じる始末だ。

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https://news.livedoor.com/article/detail/17921644/