女性安全対策を担当の警視 セクハラで処分 静岡県警

 静岡県警察本部で女性の安全対策などを担当していた54歳の警視が、女性記者の体を触るなどしたとして報道機関から抗議を受けた問題で、警察が、この警視を停職1か月の懲戒処分にしたことがわかりました。

 懲戒処分を受けたのは、静岡県警察本部の人身安全対策課で女性や子どもの安全対策などを担当していた54歳の男性警視です。

 関係者によりますと、警視は、去年12月と先月、静岡市内の路上で、女性記者に対し2度にわたって体を触るなどしたとして、記者が所属する報道機関が警察に抗議していました。

 この警視について、警察が、停職1か月の懲戒処分にしたうえ、警視から警部補に2階級降格させたことがわかりました。

 すでに停職中で、これまでの警察の調査に対し、行為の一部について「覚えていない」としたうえで、「酒に酔って気が大きくなり抱き締めてしまった」などと話していたということです。

 警察は処分を発表しておらず、再発防止策などについても明らかにしていません。

NHK NEWS WEB 2020年3月19日 11時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200319/k10012339421000.html