脱毛症に悩む壮年期の人たちに朗報だ。髪の毛のもとになる細胞を培養し、薄くなった部分に移植する臨床研究を行ったところ、毛を最大で8%増やすことに成功したと、東京医科大や資生堂などのチームが公表した。世界で初めての成果で、薄毛を改善する新たな治療法として3年後の実現を目指すという。

成人男性の3割が薄毛
 毛髪が抜け落ちてしまう脱毛症には、さまざまな種類がある。男性ホルモンの影響で壮年期に頭の前や横の部分が薄くなる「壮年性脱毛症」、免疫細胞が誤って毛根を攻撃して10円玉大の脱毛が起きる「円形脱毛症」、抗がん剤などの薬剤や出産の影響で一時的に脱毛する「休止期脱毛症」などだ。

ソース 産経新聞
https://special.sankei.com/a/life/article/20200321/0001.html
画像
毛球組織(中央)の周囲で増殖する毛乳頭のもとになる細胞(資生堂提供)
https://special.sankei.com/a/life/images/20200321/0001p1.jpg