新型コロナウイルスの感染拡大が続く伊丹市に、友好都市の中国・佛山市から3万枚のマスクが届けられました。
2月、伊丹市がマスクを送ったお返しだということでマスク不足に悩む市内の介護事業者に配られました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、伊丹市は、先月上旬友好都市の中国広東省・佛山市に支援物資として1万枚のマスクを送りました。
その後、伊丹市の介護施設で集団感染が起きるなど市内で感染が拡大し、マスク不足が懸念される中、今週、佛山市から3万枚のマスクが届けられたということです。
マスクの入った箱には、中国語で「がんばれ」を意味するメッセージも書かれています。
伊丹市は、このマスクを市内の300あまりの介護事業者に配り27日は、施設の職員などが次々に取りに訪れました。
介護ヘルパーをしている50代の女性は、「マスクを手に入れるための苦労が続いているので少しでもあると助かる。困ったときに助け合うことは大切だと思う」と話していました。
伊丹市危機管理室の井手口敏郎室長は、「佛山市が救ってくれたのはありがたい。市内には不安が広がっているので、マスクの配布で和らげられればと思う」と話していました。

03月27日 13時55分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200327/2020007004.html
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