https://mainichi.jp/articles/20200328/k00/00m/040/025000c


3Dプリンターで人工呼吸器 広島大などのグループがデータ無償提供へ 新型コロナで不足
毎日新聞 2020年3月28日 09時27分(最終更新 3月28日 09時27分)


 新型コロナウイルスの大流行で、人工呼吸器が世界的に不足する中、国立病院機構新潟病院や広島大などのワーキンググループは27日、3Dプリンターで人工呼吸器のモデルが作れる製図データを世界に無償提供する取り組みを始めたと発表した。この人工呼吸器を医療機器として認証している国はないが、早めに情報提供し、認証後すぐに量産化できるよう体制を整備する狙いがある。

 人工呼吸器は四つの部品で組み立てられる。通常は金属製のバネの設計を工夫し、安価で入手しやすい樹脂製にした。酸素ボンベなどにつなぎ、1度患者の肺に空気を送り込めば、バネの収縮により自動で空気の出入りを助ける仕組みで、電気制御も必要ない。

この記事は有料記事です。
残り196文字(全文490文字)


https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/03/28/20200328k0000m020023000p/9.jpg?1