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感染確認のクルーズ船に通航許可 パナマ運河当局、人道的判断から

 【サンパウロ共同】パナマ運河当局は28日、2人の新型コロナウイルス感染が確認された米船会社運航のクルーズ船「ザーンダム」の通航許可を出した。南米クルーズ中だった同船では、感染の有無は不明だが高齢者4人が死亡。最終目的地のチリに寄港を拒否され、米南部フロリダ州を目指していた。

 パナマ政府は新型コロナウイルス対策として運河の通航規制を強化しており、当初は通航を拒否したが人道的判断から許可に転じた。同船は4月1日の通航を予約していたという。

 運航する米社「ホーランドアメリカライン」の親会社は、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の運営会社。

2020/3/29 11:26 共同