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「武漢ウイルス」と中国を非難する人に知ってほしい日中秘史
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0001首都圏の虎 ★
垢版 |
2020/03/29(日) 18:27:33.35ID:oQP0lWG29
■「中国語を話していると日本人が避けて通る」
新型コロナウイルスが世界を震撼させている。現在、非常事態となっているのはイタリア、スペイン、アメリカなど欧米各国だが、つい1カ月前まで、主戦場は中国だった。中国で最初に発生したのは昨年末といわれているが、中国政府が情報を隠ぺいし、初動を誤ったことが原因で世界に感染を広げた“張本人”だとして、中国は世界から非難を浴びている。

その影響もあり、欧米では中国人を含めた「アジア人」差別が広がっている。欧米人から見れば、中国人と日本人、韓国人の区別はまったくつかない。

その同じアジア人同士である日本人の間にも、中国人への差別や偏見はじわじわと広がっているように感じる。日本では欧米のような露骨な差別や事件はあまり起きていないが、知り合いの在日中国人は「こういう事態になったら中国にも帰れないし、日本にいても肩身が狭い。友だちと中国語を話しながら歩いていると、私がマスクをしているのに日本人が避けて通る」と小声で話していた。

新型コロナ問題により、実際に日本でどれくらい嫌中感情が高まっているのか、正直なところよくわからない。1月下旬に武漢が封鎖された際、日本から中国にマスクなどの支援物資が送られ、中国政府や中国人から感謝されるなど心温まる交流もあったが、ネット記事のコメント欄やSNSどには、相変わらず誹謗や中傷があふれている。中国の記事を書くことが多い筆者自身も、最近は頻繁に心ない言葉が投げかけられる。

■中国に取り残された数万人の日本人を助けた人物がいた
むろん、最初に感染者が発見され、感染が拡大したのが中国であることは確かだ(感染源について諸説あるが、現時点で真偽は分からない)。また、目に見えないウイルスへの恐怖から、根拠のないデマなども起こっているが、日本人に限らず、「中国人だから」、「○○ウイルス」といった国家や民族によるレッテル貼りをすることは、ヘイトスピーチにつながる危険性があると感じている。

加藤徹、林振江『日中戦後外交秘史 1954年の奇跡』(新潮社)

そんななか、筆者は『日中戦後外交秘史 1954年の奇跡』(加藤徹、林振江著、新潮新書)という一冊の本と出合った。帯には「日中がまだ『戦争状態』だったころ 一人の中国人女性が羽田空港に降り立った。」とある。即座に思い浮かぶ女性はいなかったが、ページをめくってみると、そこには「李徳全(りとくぜん)」という名前があった。

筆者は数年前にたまたまこの女性の存在を知る機会があったが、日本での知名度はほぼ皆無といっていいだろう。日本の中国関係者の間でも、知名度は高いとはいえない。読んでみると、中国でも実はあまり知られていないと書かれていた。

だが、この女性は日中戦争(1937年〜1945年)からわずか9年後の1954年、まだ日中に国交がない時代、幾多の困難を乗り越えて、共産圏の国家から初めて来日し、中国に残された数万人の日本人の引き揚げに尽力した、いわば「中国のシンドラー」といえる人だという。

■無知は罪ではないが、差別につながることがある
この女性や日中双方の外交関係者の粘り強い努力がなければ、中国に取り残された日本人は、戦後、母国に帰国することはできなかった。帰国できた日本人の多くは李徳全に心から感謝したという。本書は李徳全を始め、日本人引き揚げに関わる人々を、日本側からだけでなく、中国側の観点からも描いた貴重なノンフィクションだ。

読み進めていくうちに、日中に関する歴史を自分があまりにも知らなかったと痛感した。無知は罪ではないが、誤解や偏見につながり、知らず知らずのうちに差別にもつながっていくかもしれないと思った。そして「国境」「民族」「平和」などについて考えさせられることが多い昨今、ぜひ、多くの日本人に読んでほしいと思う。


全文はソース元で
プレジデントオンライン / 2020年3月29日 11時15分
https://news.infoseek.co.jp/article/president_34054/ 
https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/president/president_34054_0-enlarge.jpg
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