陸自、将官級の天下りあっせんか
組織的疑い、監察本部が調査
2020/3/29 21:05 (JST)3/30 00:30 (JST)updated
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 陸上自衛隊の将官級(陸将、陸将補)の天下りをあっせんするため、自衛隊法に反し、陸上幕僚監部の募集・援護課職員らが企業側と接触した疑いがあることが29日、防衛省関係者への取材で分かった。防衛監察本部は既に、退職した陸自の将官級100人以上の再就職について調査を開始。組織的にあっせんしていた可能性があり、防衛省は処分を検討している。

 旧防衛庁時代には天下り先確保のために業者と癒着し、刑事事件に発展したケースもあった。

 複数の関係者によると、職員が省内のパソコンを使い、経歴などを企業側とやりとりした形跡が調査で確認されたという。代々引き継ぎもあったとみられる。