トランプ米大統領「地獄の2週間」も覚悟 死者、急増不可避か

【ワシントン時事】米ホワイトハウスは3月31日、新型コロナウイルスの米国内の死者が、最大で20万人に上るという試算を明らかにした。トランプ大統領は記者会見で、今後の対応について「地獄の2週間になるかもしれない」と述べ、正念場になるとの認識を示した。
 
バークス新型コロナウイルス対策調整官は会見で、何の対策も講じなければ死者数が数百万人の単位になるとの見方があるとして、「社会的隔離」の重要性を強調。対策を講じても死者数が「10万〜20万人」になるとの試算を明らかにした。
 
ただ、ファウチ国立アレルギー感染症研究所長は「予期しなければならない数字だが、私たちが受け入れたわけではない」と語り、対応次第で死者数を抑制することは可能だと強調した。
 
記者会見では、米国内の犠牲者が4月15日ごろにピークとなり、1日2000人を超えるという独立機関の試算も紹介された。

2020年04月01日15時50分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040100880&;g=int