4/4(土) 12:42配信
Web東奥

 新型コロナウイルスの感染拡大が、青森県内で止まらない。3日、青森市と八戸市で新たに2人の感染者が確認され、県内の感染者は計11人と2桁に乗った。「ウイルスの恐怖が身近に迫ってきた」「自分もかかっていないだろうか」。見えない脅威への不安が、県民に広がる。

 「えっ。出たんですか」

 初めて感染者が確認された青森市の中心街。会社員女性(20)は東奥日報記者の取材に対し、驚きをあらわにした。「自分も感染していたらどうしよう。マスクはどこにも売っていないし…」と困惑しきりだった。

 2歳の女児を抱えて歩いていた30代主婦は表情をこわばらせた。「なるべく人混みに行かないようにしているけれど、もし知らないうちに自分が感染していたらと思うとぞっとする」。青森駅近くにタクシーを止めていた60代の運転手は「もう人ごとじゃない。手洗いや消毒を徹底しなければ」と自分に言い聞かせるように話した。

 田舎館村に住む福士龍太郎さん(25)は毎日、青森市内の勤務先に列車で通っているという。「混み合う車両内で感染が広まったら…」と不安を打ち明ける。「感染者はいつ、どこに行ったのかなど、具体的な行動範囲を含めて公表してほしい」と、県や市に対して積極的な情報提供を求めた。

 週末の夜。市内の繁華街を歩いていた40代男性は「夜出歩くのは、今日で最後にしよう」。一緒にいた30代男性は「県外からウイルスを持ち込まれているケースが多い。他県から来る人たちが怖い」と本音を漏らした。

 一方、この日9人目の感染が発覚した八戸市。研修医が勤務していた青森労災病院近くでは、院内感染を危ぶむ声が上がった。病院に定期的に通っているという近所の女性(78)は「まさか感染者がここにいるなんて」、高齢の親族が入院中という同市の50代男性は「家族は大丈夫だろうか。もっと東京など都市部から入ってくる人たちを規制するべきだと思う」と訴えた。

 感染者の確認が相次いでいる八戸市民には、危機感が広がる。中心街を歩いていた会社員女性(22)は「知らない間に危険は迫っている。いつ自分が感染したとしてもおかしくない」。接客業の女性(32)は「ペースが速いと思う。感染者が爆発的に増える『オーバーシュート』にならなければいいが…」と懸念を募らせた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000002-webtoo-l02

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