ラブホテルでデリバリーヘルス(派遣型風俗店)の女性を盗撮したとして、長崎県警は週明けにも、県警本部に勤務する男性巡査部長を県迷惑行為等防止条例違反(ひわいな言動)の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、巡査部長は昨年度まで新上五島署(同県新上五島町)に勤務。数カ月前、2度にわたって長崎市内のラブホテルで客室内に小型カメラを設置し、自らが呼んだデリヘルの女性の姿を盗撮した疑いがある。容疑を認めているという。

 巡査部長は撮影を記録したメモリーカードを紛失。同署内で落とし物として見つかり、行為が発覚したという。

 同条例は2018年10月、不特定多数の人が出入りする公共の場所以外でも盗撮行為を取り締まれるよう、規制を強める形で改正されていた。

2020年4月11日 10時24分
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