NY株価 大幅値上がり 2万4000ドル回復 経済活動再開に期待
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17日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大によって制限されている経済活動が再開することへの期待から大きく値上がりし、ダウ平均株価はほぼ1か月ぶりに2万4000ドルを回復しました。

17日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて704ドル81セント高い2万4242ドル49セントでした。

ダウ平均株価が2万4000ドルを回復するのは、先月10日以来ほぼ1か月ぶりです。

この日はトランプ大統領がアメリカ国内の経済活動の再開に向けた指針を発表したことから、景気回復に向けた具体的な動きだとして買い注文が広がりました。

特に、工場の一部再開を発表した航空機大手のボーイングのほか、エネルギー関連株などが大幅に値上がりしました。

一方、原油価格は、需要が大幅に減るとの見方からニューヨーク原油市場の先物価格が下落し、一時、1バレル=17ドル台前半と、2001年11月以来の安値をつけています。

市場関係者は「中国の成長率の大幅な悪化も、今週から始まっている企業の決算発表の内容も、今のところ予想の範囲内だという受け止めで、今後の経済活動の再開を期待した買い注文が目立った」と話しています。