新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請に応じなかったとして、大阪府が店名を公表したパチンコ店の一部で25日も営業が確認された。堺市内の店舗では開店を待つ客が朝から行列を作った。

 同店では開店1時間前の午前9時過ぎには整理券を受け取るために約150人の客が並び、従業員が間隔を空けるよう呼び掛けた。駐車場には神戸や和歌山など府外ナンバーの車も見られ、開店時には列は約300人に達した。

 60代の男性は「毎日の習慣なので今日も来た。普段より並んでいる客が多いような気がする」と周りを見回した。和歌山市から夫婦で訪れた男性は「ニュースで公表されたリストを見て来た。あくまでも要請なので、営業している店があってもいいと思う」と営業を歓迎したが、近くに住む散歩中の女性(79)は「遠くから来る人がウイルスを持ち込むかもしれないと思うと怖い」と話した。

 府は24日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき6店舗の店名と所在地をホームページに公表。その後2店舗から「休業する」との連絡があったため、確認でき次第、店名を削除する方針。

解説:全国のパチンコ店が見せてくれた誠意をブチ壊す所業、不思議なことに街宣車はいないようだ。

https://mainichi.jp/articles/20200425/k00/00m/040/094000c