2016年11月、東京・明治神宮外苑で開かれたイベントで木製のジャングルジム形の展示作品が燃え、遊んでいた男児(当時5)が死亡した火災で、男児の両親らが、作品を出展した日本工業大学側とイベントの主催会社に計約1億2千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 火災を巡っては昨年8月、学生2人が重過失致死傷罪で在宅起訴されたが、指導教員やイベント会社の社長らは不起訴になった。

 遺族側の弁護士は「学生だけでなく教員やイベント会社など、それぞれが責任を果たしていれば火災は起きなかった」と指摘する。

 この訴訟とは別に、イベント会社は今年1月、同大を相手取り約2億6300万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴。大学側に火気に注意するよう求めたにもかかわらず火災を発生させてイベントが中止になったなどと主張している。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASN4Y6RF0N4XUTIL00X.html
事故動画
https://youtube.com/watch?v=BonCPEMTRVo