0001馬鹿島 ★
2020/05/04(月) 20:07:44.80ID:fDr+8ZeL9◆40分待ち
日立市のかみね公園頂上部から西に向かう片側1車線の道路は、3月下旬の3連休のころから、晴天の土日に渋滞ができている。ウインカーを出した車列が目指すのは、同市宮田町の市清掃センターだ。
1日午後も敷地内を含め、長い行列ができていた。同市本宮町、会社員、石川貴洋さん(41)は、粗大ごみ・資源ごみエリアにたどり着くまで40分ほどかかった。「平日なので混んでいないと思っていた。びっくりした」
仕事は6日まで6連休。この日は朝から家族で自宅の片付けに汗を流した。ステーションワゴンの後部座席と荷台に、ごみを満載してやって来た。「昨年末の大掃除ができなかった。(今は)どこにも出掛けられないので、ちょうどいい機会」。子ども部屋の古いおもちゃや、台所の不要品などを運び入れた。
「巣ごもり」を余儀なくされる市民からの持ち込みごみは、県内で感染者が確認された3月中旬以降に増加。同センターによると、家庭からの直接搬入は、3月が前年同月比で3.0%増、4月は同14.1%と大幅に増えた。
大型連休中は例年、持ち込みごみが増える傾向が顕著だ。同センターは「今年はさらに増えるかもしれない」と予想する。2日からの5連休は車両誘導の警備員を例年の倍近い7人に増強して対応する。
感染予防にも気を配る。通常であれば作業員が搬入を手伝うが、今年は距離を置く。看板を設置し、市民に理解を求めている。
同センターの佐藤行男所長は「できれば連休中の持ち込みは避け、分散してほしい」と求めている。
◆マスク触らず
「作業員が感染し、社内に広まって回収できなくなる事態を避けるよう、細心の注意を払って業務に当たっている」
東海村から家庭ごみの回収を委託されている民間事業者の作業員男性(53)は、日々の作業がリスクと隣り合わせにある現状を訴える。
男性の会社は週4回、村内60〜70カ所の集積所などの回収を担当する。カラスや猫に袋を破られ、中身が散乱していることもある。「これまでは手袋を着けた手で拾うこともあった。今はほうきとちり取りで集め、絶対に触らないようにしている」
感染拡大に伴い、ごみ袋の中には使用済みマスクが増えた。ウイルスが付着している危険性は拭えない。本県が緊急事態宣言に基づく「特定警戒都道府県」に指定された先月半ばごろから、ごみ量が増加したと男性は感じている。
マスク着用、手洗い、アルコール消毒などの予防を心掛ける日々。神戸市の回収作業員が感染した例を挙げ、男性は「できる限りのことをしても感染の不安は強い」。
男性は「ごみ出しルールの徹底が感染リスクの低減につながる」と強調する。ごみはしっかり分別し、ごみ袋はきつく縛り、集積所では動物よけネットできちんと覆うことなどを呼び掛ける。
2020年5月4日(月)
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15885084465495
