ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏は5月9日、自身のTwitterアカウントで、医療機関向けに無償で提供する「新型コロナ抗体検査キット」の申し込み受付を開始。同日中に申し込みが第1次入荷分である15万個に達し、受付を終了したことを発表した。

 孫氏は、5月2日に「ソフトバンクグループの社員と家族の全てに新型コロナ抗体テストを提供する方針決定」とツイート。200万個分の検査キットを発注したことを明らかにした。あわせて、利用を希望する医療関係者や介護関係者にも無償で提供する方針を示していた。

 また、5月8日には検査結果の写真とともに「私の友人で感染者の場合、抗体テストでも陽性のラインが明確に出ました」とツイート。その検査精度に問題がないことをアピールした。

 そして、5月9日13時12分に、医療機関・診療所・歯科医院など向けの抗体検査キット無償提供の受付フォーム(「Googleフォーム」)を、Twitterで公開。それからわずか4時間後の17時34分に、671の医療機関などから15万個分の申し込みがあり、第1次の受付を終了したことを発表した。

 第2次入荷分(18万個)は入荷次第、改めて受付を再開するとしている。

2020年05月09日 19時51分
https://japan.cnet.com/article/35153501/