《あまりに不自然である。黒川氏の定年延長ありきで恣意的に法解釈を変更したと疑われても仕方があるまい。》

 これは2月24日の産経新聞の社説「【主張】検事長の定年延長 『解釈変更』根拠の説明を」だ。あの産経師匠も政府の対応に驚いていたのだ。

 本来のルールなら、2月8日に63歳の誕生日を迎えた黒川弘務東京高検検事長は「定年」で「退官」するはずだった。しかし安倍内閣は1月31日の閣議決定で、黒川氏の定年延長を決めたのだ。そこからすべての騒動が始まった。

 近年、これほど誕生日が注目されたおっさんを私は知らない。

読売が解説した政権との「近さ」
 では黒川氏の定年が延長される意味とは? 2月21日の読売新聞に「解説」が載っていた。

《政府関係者によると、次期検事総長の人選は、昨年末から官邸と法務省との間で水面下で進められた。同省から複数の候補者が提案されたが、安倍首相と菅官房長官は黒川氏が望ましいとの意向を示したという。》

 なんと……。黒川氏についてよく「官邸に近いとされる」という表現があるがハッキリと「近い」のだ。政権と「密」なのである。黒川氏の定年が延長されることで次期検事総長への道が開けた。これぞゴリ押しである。


以降ソースにて
https://bunshun.jp/articles/-/37767
安倍政権「姑息の集大成」 検察庁法改正案になぜ多くの人が異議を唱えたのか
「これぞゴリ押し」黒川検事長“定年延長”問題


関連記事)
https://www.youtube.com/watch?v=I1M5BZmrvfs
【news23】コロナ禍中に検事長の定年延長“合法化”へ 2020/04/16

https://www.mag2.com/p/news/439975
安倍官邸が「禁じ手」を使ってまで検事総長にしたがる男の正体 2020.02.14

http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2019/12/01/post-2358.html
安倍首相"史上最長"を可能にした「検察の不正義」2019年12月1日号 サンデー毎日


以上