彦根市中藪町を流れる芹川で足にごみが絡まっているオオバン1羽が目撃されている。
近くに住む吉田衛さん(77)が見つけた。

吉田さんによると、このオオバンは5月初めごろから左足に釣りの餌入れのような道具が絡まり、飛びづらそうにしているという。
1〜2カ月前の芹川には数十羽のオオバンがいたが、現在はこの1羽だけが残っているそうだ。

遊歩道から見えたオオバンは時折動きづらそうにごみの絡まった左足を持ち上げながら中州の草むらを歩いている。
吉田さんは「ごみを捨てる一部の人のせいで生き物が犠牲になるのは悲しい」と声を落とした。

市によるとオオバンはクイナ科の渡り鳥で、冬から春にかけて県内で多く見られ、芹川で越冬する個体もいるという。
担当者は「捕獲するチャンスがあればごみを取り除いてあげるなどの対応を考えている」とした。

写真:ゴミの絡まった足を持ち上げるオオバン
https://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20200513/images/PK2020051202100294_size0.jpg

以下ソース:中日新聞 2020年5月13日
https://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20200513/CK2020051302000035.html