5/22(金) 12:44配信
読売新聞オンライン

エメラルドグリーンにみえる江ノ島(藤沢市)近くの相模湾(20日)

 神奈川県藤沢市の江ノ島周辺の相模湾で、海がエメラルドグリーンや乳白色に見える日が続いている。専門家によると、植物プランクトンの大量発生による「白潮」と呼ばれる現象で、住民らは「南国の海みたい」と驚いている。

 異変は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星の写真でも確認され、JAXAの共同研究者から連絡を受けた横浜国立大臨海環境センターの下出信次教授(生物海洋学)らが15日、調査船で沖合を調べた。

 海水に含まれた小さな白い粒子を分析した結果、炭酸カルシウムが細胞の表面を覆う「円石藻(えんせきそう)」と呼ばれる植物プランクトンと判明したという。

 下出教授は「海水温が高く、風が弱い日が続いたことが関係しているのではないか」と推測し、大きな漁業被害にはつながらないとみている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00050117-yom-soci

https://i.imgur.com/F2JYObt.jpg