緊急事態宣言が解除されれば、東京都が休業要請を緩和して飲食店の営業時間やアルコールの提供時間を午後10時までとする方針を示したことについて、売り上げが落ち込んでいる都内の飲食店からは「ようやく先が見えた」と歓迎する声が聞かれました。

都内で飲食店を経営する会社では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響で2月以降、売り上げが大幅に落ち込み、先月の売り上げは去年の同じ月に比べて80%以上減ったということです。

経営する2つの店のうち、新宿の居酒屋は休業を続けてきましたが、22日から営業を再開し、予約は入っていないものの、休業要請の緩和に向けて客を迎える準備を進めることにしたということです。

小池知事の記者会見を確認した「KuuCorporation」の門倉和幸エリアマネージャーは「ようやく先が見えました。客足が戻るまでには時間がかかると思いますが、午後10時までアルコールを提供できるようになれば大きな変化です。衛生面の対策をしっかりやっていきたい」と話していました。

この会社では、東京都の「感染拡大防止協力金」のほか、国の「雇用調整助成金」や「持続化給付金」を申請していますが、手元にはまだ届いていないということです。

2020年5月22日 17時26分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/k10012441141000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/K10012441141_2005221711_2005221726_01_02.jpg