2020年5月27日 12時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200527/k10012446821000.html

東京 羽村市の医師らが実際に行っていない在宅診療をしたように装い、2か月分の診療報酬およそ100万円をだまし取ったとして、警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、東京 羽村市で在宅診療を専門で行う「羽村在宅クリニック」の医師、※廣戸孝行容疑者(49)ら2人です。

警視庁によりますと、ことし1月から2月にかけて、実際には行っていないのに70代の女性に在宅診療をしたように装って、うそのカルテを作成し、診療報酬およそ100万円をだまし取ったとして、詐欺などの疑いがもたれています。

この女性は、一緒に逮捕されたクリニックの事務長の母親で、自分で別の医療機関に通院していましたが、少なくとも2か月間は、在宅診療は受けていなかったことが確認されたということです。

調べに対し、※廣戸容疑者は「弁解の余地もない」と供述し、容疑を認めているということです。

警視庁は、ほかにも診療報酬の不正な請求が行われていなかったか、調べることにしています。

※「廣」は「まだれ」に「黄」の字。