にアンケートをしたところ、5月の収支見込みを「赤字」だと回答した学生が半数に上り、経済状態を「苦しい・やや苦しい」と感じている学生が6割いることがわかった。

 今回の調査は、国の給付金とは別に大学が独自に学生へ「緊急給付型支援金」(1人3万円)を支給するにあたって、その対象者を選ぶために困窮状況を把握するのが狙い。全学生(留学生を含む学部生、大学院生)計6141人のうち、75・3%の4622人から回答があった。

 5月の仕送り・奨学金・アルバイト代といった収入見込み額と、食費・住居費などの支出見込み額を比べて、赤字になると回答した学生が51%いた。赤字額8万円以上が6%、6万〜8万円が5%、4万〜6万円が7%だった。5月のアルバイト収入の見込み額を聞くと1万円未満が70%で、3万円以上は12%にとどまった。2年前の調査で3万円以上は31%だった。

 現在の経済状況について25%が「苦しい」、37%が「やや苦しい」と回答した。自由記述では「アルバイト代はゼロになった」「食費を削るために1日2食にしている」「貯金で生活を回しているが持ちそうにない」「両親も4月から収入がない」と厳しい状況を訴える声が相次いだ。

 大学はこれらの調査結果をもと…(以下は有料版で)

朝日新聞 2020年5月29日 14時51分
https://www.asahi.com/articles/ASN5X6QZBN5PPUUB003.html?iref=comtop_8_03