さいたま市は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策として政府が国民に10万円を一律給付する「特別定額給付金」の申請書で、印字した世帯主の生年月日などに誤りがあったと発表した。誤記載は判明しているだけで延べ9007通に上る。市は、誤りがあっても申請や給付には問題はないとしている。

 市によると、誤記載は28日に発送した約6万通の一部。世帯主の生年月日として、世帯内の年長者の生年月日を記載していたものが7753通、続き柄が間違っていたものが1254通あった。委託業者のシステム設定にミスがあり、市の担当者も確認が不十分だった。

 市に寄せられた問い合わせなどは、29日午後6時半までに286件に上った。

 特別定額給付金に関する問い合わせなどは、市の専用相談ダイヤル(048・829・1649、毎日午前9時〜午後6時半)へ。

読売新聞 2020/05/31 14:30
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200531-OYT1T50103/