2020年6月2日 18時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200602/k10012455101000.html

ことし4月、中部空港に航空貨物として輸入された電動工具の内部に、金塊およそ18キロ、額にして1億円相当が隠されているのが見つかり、税関が押収していたことがわかりました。新型コロナウイルスによる経済の先行きへの懸念から金は歴史的な高値となっていて、捜査当局は、税関で消費税分の金額を納めずに密輸し、大きな利ざやを得ようとしたとみて調べています。

捜査関係者によりますと、ことし4月中旬、韓国から中部空港に輸入された貨物を税関が検査したところ、十数個の電動工具の中に、合わせておよそ18キロ、当時の取引価格で1億円相当の金塊が隠されているのが見つかりました。

金塊は、電動工具の内部構造に合わせて、巧妙に形が整えられていたということです。

海外から金を持ち込む際は、税関に申告して消費税分の金額を納める必要がありますが、申告は行われておらず、これまでのところ、送り主や受け取り先などは特定できていないということです。

新型コロナウイルスの感染拡大による経済の先行きへの懸念から、“安全な資産”とされる金の価格は高騰していて、捜査当局は、消費税のかからない海外で仕入れた金塊を密輸し、税込みの価格で売って大きな利ざやを得ようとしたとみて、関税法違反などの疑いで調べています。

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