通行料着服、新たに5人 静岡県道路公社
6/5(金) 7:39配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d862b9dd44602c5f6a91bfb10bc485168e8d797


 静岡県道路公社の有料道路「修善寺道路」で男性徴収員が通行料金を着服していた問題で、同公社は4日、県内で管理する全5道路の徴収員を調べた結果、新たに40〜70代の男性徴収員5人の着服行為が判明したと発表した。着服したのは計6人となり、着服行為は4月の公表分を含めて計3707回、総額103万4千円に上った。

 同公社は同日付で徴収委託業者のエスピトーム(静岡市駿河区)を契約解除処分に、NDK(名古屋市)を厳重注意処分にした。

 新たに着服行為が判明したのは、修善寺道路の4人と伊豆スカイラインの1人。同公社によると、2018年10月から20年4月までの間、2157回に分けて計72万4千円を着服したとされる。レジの不正操作や未受領のレシートを使い回す手口だった。5人は「遊興費やこづかいにした」などと着服を認め、全員が懲戒解雇されたという。

 同公社は再発防止策として、ビデオ映像による監視の強化、自動料金収受システム(ETC)の導入などを挙げた。矢野弘典理事長は「深くおわび申し上げる。信頼の回復と健全な経営に努める」とのコメントを出した。