中学1年生の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、40年以上もの間、娘の救出活動を続けてきた横田滋さんが5日午後亡くなりました。87歳でした。

横田滋さんは昭和52年、中学1年生の時に新潟市の学校から帰る途中、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、40年以上にわたって娘の救出を訴えてきました。

平成9年に拉致被害者の家族会が結成されてからは、会の代表として、妻の早紀江さんとともにすべての都道府県を回り、救出を求める署名活動や1400回を超える講演を重ねてきました。

早紀江さんとともに“拉致被害者の救出運動のシンボル”として活動の先頭に立ってきた滋さんは13年前に家族会の代表を退きましたが、その後も各地で被害者の帰国を訴え続けてきました。

しかし、解決にあまりにも長い時間がかかるなか、足腰の衰えに加え、会話にも詰まるようになり、全国を回っての講演活動などは平成28年3月を最後にできなくなっていました。

めぐみさんが拉致される前日の自分の誕生日に娘からプレゼントされたくしを大切にしてきた滋さん。高齢となり解決が時間との闘いとなる中、被害者の一刻も早い帰国に向けた北朝鮮の決断と日本政府の取り組みを求めていました。

滋さんは、体調を崩しおととし4月から川崎市内の病院に入院していましたが、5日午後、亡くなりました。

2020年6月5日 18時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012460061000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/K10012460061_2006051857_2006051858_01_02.jpg

★1 2020/06/05(金) 18:50:44.31
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