さいたま市議会の広報紙「ロクマル」の全戸配布が直前に中止された問題で、
広報紙の回収や倉庫に保管するなどの費用は約356万円だったことが5日、分かった。
同日開かれた市議会広報編集委員会で、市議会局が説明した。

「ロクマル」82号は約61万2千部が発行され、4月下旬から全戸にポスティングされる予定だった。
同月24日に各議員に配布され、表紙のイラストが「バーベキューの様子」だったことから、
新型コロナウイルスによる外出自粛を市民に要請している中で、ふさわしくないと指摘が出て、
同月27日に開かれた同委員会で配布の中止が決まった。

82号の企画編集費は約114万円、印刷費は約354万円。
配布費用は約430万円の予定だった。
廃棄の費用については、配布業者が「費用は必要ない」としているという。
表紙も含む全12ページと配布中止の経緯やおわびの文書を市議会のホームページで掲載している。

写真:配布の中止が決まったさいたま市議会の市議会だより「ロクマル」82号
https://www.saitama-np.co.jp/news/2020/06/06/09.jpg

以下ソース:埼玉新聞 2020年6月6日(土)
https://www.saitama-np.co.jp/news/2020/06/06/09_.html