前線や湿った空気の影響で東日本と西日本で大気の状態が不安定になり、関東では局地的に非常に激しい雨が降っています。12日の明け方にかけて各地で非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害などに警戒が必要です。

気象庁によりますと、本州付近にのびる前線と暖かく湿った空気の影響で東日本と西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、関東や東海などの各地で雨雲が発達しています。

午後3時半までの1時間には、
▽群馬県の桐生市黒保根で62.5ミリ、
▽栃木県那須塩原市で51.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、
▽岐阜県の高山市奥飛騨で32.5ミリの激しい雨が降りました。

東日本と西日本では、12日の明け方にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風に注意するよう呼びかけています。

2020年6月11日 16時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200611/k10012466891000.html
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