統一まで9999年

2020.06.13 22:44

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は13日に談話を出し、韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体が北朝鮮の体制を批判するビラを南北境界地域から北朝鮮に向けて飛ばしていることを巡る韓国政府の対応に不満を示した上で、次の段階の行動として南北共同連絡事務所の撤去と韓国側に対する武力行使を示唆した。

 金与正氏は金委員長と党、国から付与された権限にのっとって敵対事業に関する部署に次の行動を決行するよう指示したことを明らかにした上で、「次回の対敵(敵対)行動の行使権を軍総参謀長に与えることにする」と発表。「軍は人民の怒りを和らげるため何らかを決心・断行すると信じる」と述べた。
 北朝鮮・開城にある南北共同連絡事務所についても「遠くない時期に形なく壊れる悲惨な光景を見ることになる」と撤去を示唆した。
 北朝鮮は前日この日、党と外務省の高官が談話を出しており、金与正氏の談話で24時間の間に3度にわたり韓国と米国に圧力をかけるメッセージを発したことになる。同氏は談話で韓国政府との対話の可能性についても否定した。
 この日の談話で「金委員長と党、国から付与された権限」という表現を使ったことから、対韓国事業を総括していることが明らかになった。

ソース https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200613000700882