菅義偉(すが・よしひで)官房長官は17日の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域で中国当局の船が過去最長となる65日連続で確認されたことに関し「極めて深刻であると考えている」と述べた。

 菅氏は尖閣諸島について「歴史的にも国際法上も疑いなくわが国固有の領土であり、現にわが国はこれを実効支配している」と重ねて強調。「政府としては、わが国の領土、領海、領空は断固として守り抜くという方針の下に、緊張感を持って尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を期すとともに、中国側に対しては毅然(きぜん)とした態度で冷静に対応していきたい」と述べた。

産経新聞 2020.6.17 17:59
https://www.sankei.com/politics/news/200617/plt2006170028-n1.html