沖縄県浦添市伊祖で、猫の変死や虐待が疑われる事例が相次いでいる。
6月18日から26日にかけて地域住民らが野良猫1匹を死体で、1匹を体調不良の状態で発見した。
死んだ猫の近くには青い粉が混入した牛乳が置かれていたという。
いずれも因果関係は不明だが、住民は「青い粉は毒ではないか」と不安がっている。

18日に猫の死体を発見した女性によると、
自宅前で猫が横たわっており、自宅敷地内には青い粉が混入した牛乳のような液体が置かれていた。
猫は女性が餌やりをし、数週間前に避妊手術をしていた。

女性は「毒物を盛られたのでは。言葉にならない悲しさだ」と声を落とした。
女性は22日にも、自宅付近で一部の米が青く染まった残飯を見つけた。

地域の別の女性(54)は26日、猫の死体があった場所の近くで嘔吐(おうと)を繰り返していた別の猫を動物病院に運んだ。
嘔吐の原因は不明でその後、回復したという。

相談を受けた動物愛護団体の沖縄ハピネコ会の新垣善広代表(57)も毒散布を疑い、
「犬や猫の殺傷は動物愛護法違反。猫のふん尿などに腹が立ってもしてはいけない。まずは自治会や市役所に相談を」と訴えた。

団体は死んだ猫の子猫3匹の引き取り先を探している。

写真:死んだ猫の近くに置かれていたという青い粉が混入した液体
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以下ソース:沖縄タイムス 2020年7月1日 06:05
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/593272