「令和2年7月豪雨」と名称が定められた今回の大雨はまだ終わっていません。梅雨前線は来週にかけても日本付近に停滞する見込みです。

明日10日(金)〜11日(土)にかけては九州北部から中国地方、東海の山沿いなどで雨が強まる見込みです。多い所では2日間で300〜500mmの雨量が予想され、大規模な土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などのおそれがあります。

13日(月)〜14日(火)は寒気を伴った低気圧が接近

週明けの13日(月)は、西から寒気を伴った低気圧が近づいてくるため、梅雨前線周辺では大気の状態が非常に不安定になります。低気圧が通過していく14日(火)にかけては、西日本の日本海側を中心に局地的な激しい雨が降る予想です。

前線が予想より南に停滞した場合は九州北部から瀬戸内海周辺に大雨のエリアが移ります。

15日(水)〜16日(木)は梅雨前線南下し、雨は小康状態か

15日(水)頃になると梅雨前線は本州の南の海上に移動する見込みです。南からの暖かく湿った空気が、日本列島の上空まで流れ込みにくくなるため、大雨のエリアは九州南部など限定的になってきます。16日(木)も南の海上に少し離れて停滞するため、大雨は小康状態となる可能性があります。

ただ、その後は梅雨明け前に、もう一度は日本付近まで前線が北上するため、大雨が完全に終わるとは言い切れません。引き続き最新の情報を確認するようにしてください。

ウェザーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7336da1b016d195904815afaee4d088b0161eff1
週間天気図
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13日(月)の雨の予想
https://amd.c.yimg.jp/amd/20200709-00016643-weather-001-1-view.jpg
11日(土)夕方までの48時間予想積算雨量
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