ノーベル賞の運営団体「ノーベル財団」のヘイケンステン専務理事は、スウェーデンで12月10日に開かれる授賞式後の晩餐(ばんさん)会が、新型コロナウイルスの影響で今年は中止されると明らかにした。欧州メディアが21日報じた。
 ヘイケンステン氏は授賞式についても、例年と異なる形になるとの見通しを示した。晩さん会を中止する理由として、多くの人が密集することや、スウェーデンに渡航できない人が出てくる点を挙げた。
 晩さん会はストックホルム市内での医学生理学、物理学、化学、文学、経済学の各賞授賞式に続き、市庁舎で開催される公式行事。受賞者や王族、招待客など約1300人が出席して盛大に開かれる。平和賞の授賞式はノルウェーのオスロで行われている。

https://www.sankei.com/world/amp/200722/wor2007220015-a.html