高知県の浜田省司知事は29日の定例記者会見で、政府の国内旅行の需要喚起策「Go Toトラベル」について、
「23〜26日の4連休で県内観光の需要回復へ一定の効果があった」として評価した。

県外からの客足が戻りつつあったとして、例年かき入れ時となる8月の集客に期待を示した。

東京発着の除外などGo Toの運営が混乱したものの、
浜田知事は「大都市を中心とした県外からの客足が戻りつつある」と説明。
連休中、宿泊施設が利用客からキャッシュバックに必要な宿泊証明書を求められるケースが相次いだという。

観光需要が回復しつつあるため
「新型コロナウイルスの感染拡大防止を徹底する。その上で経済を回す」として、今後の県政をコロナとの共存で臨む考えを示した。

県内の新型コロナ感染者は29日までに80人に達したが、重篤な患者はいない。
浜田知事は「病床も166と十分確保している」と述べ「県民に行動の制約を強いるものではない」と話した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62055300Z20C20A7LA0000/