ランス科学委員会は4日、今年の秋か冬に新型コロナウイルスの感染第2波が国内を襲う可能性が非常に高いと発表した。
フランスでは過去2週間で感染者が増加している。

声明で「状況は不安定だ。スペインのように抑制がきかない展開に陥る可能性がある」と指摘。
「今年の秋または冬に感染第2波を迎える可能性は非常に高い」とした上で、
ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置が順守されなければ、早ければ晩夏にも第2波が発生するかもしれないとした。

フランス当局はすでに公衆衛生上の規則を強化。リールやニース、トゥールーズなどの都市では、
人通りの多い歩道でのマスク着用が義務付けられている。

フランスで確認された新規感染者数は過去3日間で3376人。
集中治療室(ICU)で治療中の患者数は徐々に増加し始めている。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-france-idJPKCN2502CH