米マクドナルドは10日、前最高経営責任者(CEO)のスティーブ・イースターブルック氏が複数の社員と性的関係を持ち、社内調査にうそをついていたとして、退職金の返還などを求める訴訟を米裁判所に起こした。

米メディアによると、イースターブルック氏は退任した際、4200万ドル(約44億5000万円)近くに相当する手当を受け取ったとされる。

訴状によると、イースターブルック氏は昨年11月、社員との不適切な関係を理由に退任したが、社内調査では性的な関係を否定していた。しかし、今年7月の匿名の報告を受けて再調査を実施。イースターブルック氏が3人の社員と性的な関係を持っていたことが判明した。

イースターブルック氏は会社のメールから、女性の性的な写真や動画を自分のメールアドレスに送信していた。性的関係を持った社員の1人には数十万ドル相当の株式を特別に与えることを承認していた。(共同)

[2020年8月11日7時42分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202008110000077.html