福岡県警は24日、トラックを盗んだとして窃盗の疑いで、外国籍の男4人と日本人の女1人を再逮捕した。

 再逮捕されたのは、福岡市東区若宮5丁目、ペルー国籍の無職シリアコ・カスティージョ・ラウル容疑者(48)や、同区香椎照葉3丁目、ドミニカ共和国籍の自営業マルティネス・ヌネス・ラファエル・アントニオ容疑者(33)ら5人。

 再逮捕容疑は共謀して7月8〜16日、大分県中津市の建設会社の倉庫で、クレーン付きトラック1台を盗んだ疑い。県警は5人の認否を明らかにしていない。

 5人は今月3日、福岡県みやま市の牧場から4トントラック1台を盗んだ窃盗容疑で逮捕されていた。県警は、シリアコ容疑者ら3人が盗み、マルティネス容疑者ら2人が部品の転売目的で、「ヤード」と呼ばれる自動車解体場でトラックを解体していたとみている。

 県警は2017年以降、福岡、大分両県でトラックが盗まれる被害を他に57件確認しており、一部に5人が関与したとみて調べる。

2020/8/25 6:00
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