「観光客に来てほしいの? ほしくないの?」沖縄知事にTV番組で質問

■玉城知事は検査強化の支援求める

 玉城デニー知事は26日、読売テレビの情報番組にリモート出演し、新型コロナウイルスの感染拡大で県内の医療体制が逼迫(ひっぱく)していることを受け、検査体制の強化や医療、教育人材の確保などに向けた国の支援を求めた。

 玉城氏は観光客などの来県者が、出発地でPCRや抗原検査を実施する必要性に言及。「国にしかできない。県で水際対策すると言っても限界がある」と訴えた。

 番組の出演者は知事に「県外から観光客の方に来てほしいのか、それとも慎重になってほしいのか」と質問。知事はマスクを着用し、夜の繁華街や人混みへの外出を控えることなどを求め「普段心掛けていることを沖縄でもやってもらい、来ていただきたい」と県の姿勢を説明した。

 コロナ対応で国に優先的に求める内容では、人材確保のための予算措置を挙げた。医療現場だけでなく、教育機関などでも人材不足になる懸念を指摘。「常に人がしっかりとサポートできる体制に、普段からしておくべきだ」と述べた。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/622547