最新のJNNの世論調査で、安倍内閣の支持率は政権末期としては異例の62.4%に達しました。
「ポスト安倍」にふさわしい人物については48%の人が菅官房長官と答えています。

安倍内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より一気に27.0ポイント上昇し、62.4%でした。
一方、支持できないという人は、26.0ポイント減って36.2%でした。

調査方法が異なるため単純比較はできませんが、政権の終わりの支持率としては小泉内閣の末期を上回る異例の高さです。

先月28日、安倍総理は持病の悪化を理由に辞任表明しました。
退陣するタイミングについて、「早すぎた」と答えた人は13%、「適切だった」が51%、「遅すぎた」は29%でした。

また、7年8か月続いた安倍政権の実績については、「非常に評価する」「ある程度評価する」があわせて71%に達しています。

自民党総裁選挙に立候補を表明している3人について、誰がポスト安倍にふさわしいか聞きました。
菅官房長官が全体の48%を占めトップ、次いで石破元幹事長が27%、岸田政調会長が6%の順でした。

次の総理にもっとも期待する政策としては「景気や雇用」がトップで、「新型コロナウイルス対策」は全体の3番目でした。

野党の合流新党について、「期待する」は30%にとどまり、「期待しない」は62%でした。

新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて尋ねたところ、「評価する」と「評価しない」がともに46%で並ぶ結果に。
政府の観光振興策「GoToトラベルキャンペーン」については、「続けるべき」が35%、「やめるべき」が56%でした。

各政党の支持率は自民党の支持率が43.2%と、第二次安倍政権発足後、最も高い数字となっています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4071657.html