台風10号による土砂災害で4人が安否不明になっている宮崎県椎葉(しいば)村では、8日も懸命な捜索活動が続いた。鹿児島や長崎などでは停電が復旧しない地域も残っており、台風が通過した後も生活への影響が続いている。

 椎葉村下福良の土砂崩れ現場では、8日も県警などが約260人態勢で安否不明者4人を捜索した。

 朝から始まった捜索は、大阪府警の広域緊急援助隊や消防団員も加わって午後8時まで行われた。崩落した土砂は4人がいた建物を押し流し、現場直下の十根川の対岸に達した。重機で大量の土砂や流木などを取り除く作業が懸命に続けられた。

 不明の4人のうち2人は村の建設会社で働く20代のベトナム人男性。高齢化と過疎に悩む村に初めてやって来た技能実習生だ。

 不明になっているのは、グエン・ヒュー・トアンさんとチャン・コン・ロンさん。村などによると、2人は今年に入って村で暮らし始め、5月末に転入届を提出した。土砂崩れの現場からは2人が実習する建設会社「相生(あいおい)組」の社長、相生秀樹さんが救助されたが、相生さんの60代の妻勝子さんと30代の息子泰孝さんも安否不明となっている。

 相生組は1975年設立。従業…(以下有料版で、残り835文字)


朝日新聞 2020/9/8 21:53 会員記事
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