栃木県は14日、新たに21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で確認された1日当たりの感染者数としては過去最多。
県内の感染者数は計359人になった。21人のうち19人は5日に佐野市内で開かれたホームパーティーの参加者や、その家族と同僚らで、
県はこのパーティーを県内6例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

新たに感染が確認されたのは、パーティー関連では佐野市の10歳未満〜60代の男女18人と栃木市の30代女性。
ほかに群馬県に住む40代の父親と10代の息子の感染も判明した。いずれも軽症で、このうち14人は無症状という。

パーティー関連では、この日までに参加者13人と濃厚接触者ら15人の計28人の感染が明らかになった。

パーティーは5日夜から深夜にかけて開かれ、参加者はマスクをせずにカラオケや飲食をしていたという。

県は全参加者について調査した上で、濃厚接触者についても検査を進める方針。
県の担当者は「パーティーに由来する感染拡大の経路は一定程度、追えている」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20200915/k00/00m/040/038000c