ゆうちょ銀行は、PayPayやLINE Payなど8事業者との口座連携を一時停止すると発表しました。

新たに口座連携を停止するのは、ゆうちょ銀行の本人確認方法である2要素認証を未導入の下記事業者です。

ヤフー(PayPay)
LINEPay
PayPal
ウエルネット
楽天Edy
ビリングシステム
メルペイ
ゆめカード

上記8事業者に対しては、準備が整いしだい即時振替サービス(新規口座登録及び口座変更・チャージ)を停止します。

これは「ドコモ口座」に端を発する、銀行口座の不正利用被害が、ドコモ口座以外でも発生していることを受けたもの。

新聞各紙の報道によれば、「ドコモ口座」のほか「Kyash」や「PayPay」を利用した不正利用被害が発生しています。

ゆうちょ銀行側は『当行においては、2要素認証の導入に全力で取り組むとともに、各事業者様と連携して、お客さまの安全確保に努めて参ります』とコメントしています。

なお、今回の問題は「ドコモ口座」などキャッシュレス決済サービスの利用者が不正被害にあっている訳ではありません。被害にあっているのは地銀やゆうちょ銀行などの利用者です。

犯人は、キャッシュレス決済サービスと銀行口座を連携する際のセキュリティの甘さを突き、被害者の口座を勝手に犯人自身のキャッシュレス決済サービスと紐付けて、口座から不正に預金を引き出しているものと思われます。

https://japanese.engadget.com/paypay-linepay-120658115.html