去年10月、神戸市の住宅で介護をしていた祖母を殺害した罪に問われた元幼稚園教諭の女の裁判で、神戸地裁は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。

 判決によりますと、神戸市須磨区の元幼稚園教諭・松原朱音被告(22)は、去年10月に自宅で介護中の祖母(当時90)の口をタオルで押さえつけるなどして窒息させ殺害しました。

 今年9月18日の判決で神戸地裁は「突発的ではあるが強い殺意を持って危険な行為に及んだ」とした上で、「介護による睡眠不足で極めて疲弊していたが、当時21歳で社会経験が乏しく、周囲に相談することができなかった。一人で介護し、極めて疲弊していた」として、松原被告に対して懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。

 判決の後、裁判長は「自分のやったことを忘れずに、おばあさんの冥福を祈り、社会の中で更生していってください」と被告を諭しました。
MBSニュース

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