https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/636080

バービー、メイサーク、ハイシェン。これは8〜9月に沖縄地方に接近した台風の名前だ。
気象庁によると、日本を含む14の国と地域が提案した台風の名前リストから、順に付けていくという。
21日、台風12号が新たに発生したが、その次の13号には日本が提案した名前が付けられる予定だ。その名前は−。

台風10号は中国が提案した「Haishen(ハイシェン)」で、意味は「海神」。
9号の「Maysak(メイサーク)」はカンボジアで、「木の名前」に由来したものという。

気象庁によると、気象や防災など国際協力のために設立し、14の国と地域で構成される台風委員会が2000年、
アジアの連携強化や防災意識を高めるため、北西太平洋または南シナ海の領域で発生した台風に名前を付けることを決めたという。

各国・地域はそれぞれ10個の名前を提案しており、台風が発生すると、140個ある名前リストから順番に付けていく。
台風の年間発生数は平均25・6個で、5年ほどでリストを一巡する計算になる。

日本からは、特定の個人・法人の名称や商標などではない中立的な名称で、天空にあり親しみやすいことから
星座に由来する名前が提案された。ヤギやウサギ、コグマ、コンパスなどがある。繰り返し付けられる名前だが、
大きな災害につながった台風は変更することもあるという。

21日に日本の南で発生し、沖縄地方に接近しない見込みの台風12号の名は、香港が提案した「ドルフィン」。
その次に発生する台風は、日本が提案した「クジラ」になる予定だ。