2020年10月20日 10:34 発信地:ソフィア/ブルガリア [ ブルガリア ノルウェー ベルギー ヨーロッパ ]

【10月20日 AFP】ベルギー出身の人気アクション俳優ジャンクロード・ヴァン・ダム(Jean-Claude Van Damm)さんが19日、安楽死させられそうになっていた生後3か月の雌のチワワ「ラヤ」を救った。ラヤは、偽のペットパスポートをめぐるノルウェーとブルガリアの争いに巻き込まれていた。

ラヤは9月にノルウェーの新しい飼い主に売られたが、偽のブルガリアのペットパスポートで入国したため、犬の登録ができなかった。ノルウェーはラヤを送り返そうとしたが、ブルガリアは欧州連合(EU)の生きた動物の輸送に関する規則に従い、受け入れを拒否した。ラヤが安楽死させられそうになったところ、ヴァン・ダムさんが介入した。

 ヴァン・ダムさんは先週末、愛犬のチワワを抱いている自撮り写真をソーシャルメディア上で公開し、ラヤを救うための請願活動を開始。「どうかお願いします。私の誕生日プレゼントとして、ブルガリア食品安全機関(BFSA)は決定を変えてください」「彼らは過ちを犯し、ペットパスポートを正しく処理しなかった。しかし、あの小さなチワワを殺してはいけない」と訴えた。

 BFSAは説得を受けて、最終的にラヤの受け入れを認めた。ラヤはブルガリアに戻ったら健康診断を受け、その後里親を募集するという。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3310797