日本学術会議の会員任命拒否問題を巡り、村井嘉浩宮城県知事は19日、「人事は任命者が適任だと思う人を選ぶ」と述べ、菅義偉首相の任命拒否について「やむを得ない」と持論を展開した。

 同日の定例記者会見で、村井知事は「人事は任命者が、その責任において適材適所で選ぶ」と説明。「恣意(しい)的」との批判もある菅首相の判断は、あり得る考えだとした。

 来春の人事構想を練っている最中だという村井知事。人材配置の難しさをにじませつつ「なぜ選ばれなかったのかを、選ばれなかった側が言っても仕方がないように思う」とも語った。

 発足から1カ月たった菅内閣については「いい意味で安倍政権を継承、発展させている」と評価。ベトナムへの外遊などに触れ「徐々に菅カラーが見えてきた。非常に行動力、決断力がある」と話した。

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